2008年 11月 27日
いとしのシェルたん |
「ロミアス」というかわいいお菓子と、
「シェルたん」という値段のかわいくない口金のお話。
ロミアス、というお菓子がある。フランスのクッキーだ。
藤野真紀子さんが紹介して知られるようになったのだそうな。
こんなお菓子。
ひまわりのようなリング形の真ん中は空いていて、ここにカリカリのナッツキャラメルが張っている。クッキー生地は卵白使用で薄くてカリカリ。真ん中もカリカリ。軽くて香ばしく、非常においしい。どんどん食べてしまうおそろしい菓子なのだ。
ロミアス。絞り出しクッキーの一種なのだが、この形に絞り出すのには専用の口金がいる。その名も「シェルタン」(もしくはサルタン)。愛称は「シェルたん」。
こんなにかわいいクッキーだのに、この口金の値段はちっともかわいくない。
聞いて驚け。高いものでこのぐらい、安くてもこのぐらい。
金属製だと少し安いが、それでもこのぐらいはするのだ。
口金に¥6000。まさに口金の王様。
確かに立派だ。ポリカーボネート製で、二重構造になっている。でっかいので、支える骨も入っている。
MATFERでは他にもプラスチック製の口金を出しているが、皆それなりのお値段だ。その分、キレがよくて美しく仕上がるのだそうな。
そしてシェルたん、でっかい。こんなにある。
でかい分、絞り袋の穴もでっかくなければならぬ。こんなだ。
なぜ手元にシェルたんがいるかというと、ロミアスロミアスとうわごとのようにつぶやいていた私に心優しい友人が絞り袋とともに貸してくれたのだ。
うれしいので、すぐ焼いてみた。するやる課。
フィリングは、コーンシロップ+ブラウンシュガー+アーモンドで作る。
私は水あめ+きび砂糖+アーモンドで。
ちょっと温めすぎてゆるくなってしまった。ほんとに、ほんのりあったかに…でいいらしい。
バターがさらさらに溶けてしまうと成形がしにくい。
フィリングはオーブンペーパーで棒状に成形して冷凍庫で固める。
生地は、要は絞り出しクッキー生地なのだ。
ネットでロミアス経験者の日記を検索すると、「固くて大変!」というご意見が多かったので、バターを極力ゆるく作ってみる。
マヨネーズぐらいの硬さで。
いよいよ楽しい絞り出し。
生地の硬さはちょうどよかった。ほっとする。
にゅっと出したぎざぎざ棒状の生地を、天板にきゅっと押しつけて引き上げて切る、感じ。
まん丸に、真ん中で引き上げるのがなかなか難しい。
絞り出した生地は、天板ごと冷凍庫へ。
冷やし固めた生地は、はがしてまとめて冷凍保存できるらしい。
よく冷えた生地のリング型のまんなかに、適当にカットしたフィリングをちょん、ちょん、と置く。
170℃のオーブンで14~16分焼く、という設定だけど、うちのガスオーブンはどうも強力なので、途中で160℃に下げて焼き色を見つつ、最後にちょこっとまた170℃に温度を上げ、合計12分で焼き上げ。
途中でのぞくと、溶けたフィリングがリングの中で溶けてぐつぐつと溶岩のように沸いている。
これがだんだんキャラメル化して、カリカリになるのだ。
できあがり。
いびつなのもあるが、どうにかこうにか。
とても達成感のあるお菓子だ。
ありがとう、ひーたん&シェルたん!
レシピブログに参加しています。
マトファーフランス製口金サルタン FLAT写真右
マトファー絞り袋 ALMO40cm
マトファ エグゾパンシリコンマット 321014
「シェルたん」という値段のかわいくない口金のお話。
ロミアス、というお菓子がある。フランスのクッキーだ。
藤野真紀子さんが紹介して知られるようになったのだそうな。
こんなお菓子。
ひまわりのようなリング形の真ん中は空いていて、ここにカリカリのナッツキャラメルが張っている。クッキー生地は卵白使用で薄くてカリカリ。真ん中もカリカリ。軽くて香ばしく、非常においしい。どんどん食べてしまうおそろしい菓子なのだ。
ロミアス。絞り出しクッキーの一種なのだが、この形に絞り出すのには専用の口金がいる。その名も「シェルタン」(もしくはサルタン)。愛称は「シェルたん」。
こんなにかわいいクッキーだのに、この口金の値段はちっともかわいくない。
聞いて驚け。高いものでこのぐらい、安くてもこのぐらい。
金属製だと少し安いが、それでもこのぐらいはするのだ。
口金に¥6000。まさに口金の王様。
確かに立派だ。ポリカーボネート製で、二重構造になっている。でっかいので、支える骨も入っている。
MATFERでは他にもプラスチック製の口金を出しているが、皆それなりのお値段だ。その分、キレがよくて美しく仕上がるのだそうな。
そしてシェルたん、でっかい。こんなにある。
でかい分、絞り袋の穴もでっかくなければならぬ。こんなだ。
なぜ手元にシェルたんがいるかというと、ロミアスロミアスとうわごとのようにつぶやいていた私に心優しい友人が絞り袋とともに貸してくれたのだ。
うれしいので、すぐ焼いてみた。するやる課。
フィリングは、コーンシロップ+ブラウンシュガー+アーモンドで作る。
私は水あめ+きび砂糖+アーモンドで。
ちょっと温めすぎてゆるくなってしまった。ほんとに、ほんのりあったかに…でいいらしい。
バターがさらさらに溶けてしまうと成形がしにくい。
フィリングはオーブンペーパーで棒状に成形して冷凍庫で固める。
生地は、要は絞り出しクッキー生地なのだ。
ネットでロミアス経験者の日記を検索すると、「固くて大変!」というご意見が多かったので、バターを極力ゆるく作ってみる。
マヨネーズぐらいの硬さで。
いよいよ楽しい絞り出し。
生地の硬さはちょうどよかった。ほっとする。
にゅっと出したぎざぎざ棒状の生地を、天板にきゅっと押しつけて引き上げて切る、感じ。
まん丸に、真ん中で引き上げるのがなかなか難しい。
絞り出した生地は、天板ごと冷凍庫へ。
冷やし固めた生地は、はがしてまとめて冷凍保存できるらしい。
よく冷えた生地のリング型のまんなかに、適当にカットしたフィリングをちょん、ちょん、と置く。
170℃のオーブンで14~16分焼く、という設定だけど、うちのガスオーブンはどうも強力なので、途中で160℃に下げて焼き色を見つつ、最後にちょこっとまた170℃に温度を上げ、合計12分で焼き上げ。
途中でのぞくと、溶けたフィリングがリングの中で溶けてぐつぐつと溶岩のように沸いている。
これがだんだんキャラメル化して、カリカリになるのだ。
できあがり。
いびつなのもあるが、どうにかこうにか。
とても達成感のあるお菓子だ。
ありがとう、ひーたん&シェルたん!
レシピブログに参加しています。
マトファーフランス製口金サルタン FLAT写真右
マトファー絞り袋 ALMO40cm
マトファ エグゾパンシリコンマット 321014
by shizumin_exite
| 2008-11-27 20:15
| 甘いおやつ