2010年 07月 28日
真っ白な部屋で |
うつくしいいろと向き合う
密田恵画伯がグループ展のおしらせをくれたので、いっしょに茅場町まで出かけてきた。
地下鉄茅場町駅3番出口を出てすぐ。
川のほとりに、クラシックなビルが建っている。
薄暗い、むかしの博物館みたいな階段をのぼって…
4Fにある小さな一室。
ここがギャラリー。
ましかく、まっしろ。
天井につけた四角い枠の蛍光灯が、全ての影を消す。
私の影も消す。
誰もいない。
バーチャルな世界に浮いているような感覚のなかで、絵と向き合う。
4人の作家さんの作風はみんなばらばらで、ましかくのキャンバスだけが共通点。
それが静かに4面の壁にたたずんでいる。
絵と一対一で向き合うためにつくられた空間は、なにかリアルな夢のよう。
密田画伯の作品はきれいないろのコラージュ。
私には
「いい気分のヨッパライ女」
に見えたよ。楽しくなる。いい酒だ。
コラージュを直に見るたのしみは、側面から厚みもみられること。写真やスキャンじゃぺったんこになっちゃうから、もったいない。
ぜひ、直に見てね。
Graphic art exhibition vol.18 [新世代グラフィックの新潮流]
2010.07.26(mon)-31(sat)
13:00-19:00(31日16:30まで)
「RECTO VERSO GALLERY」/レクトヴァーゾギャラリー
中央区日本橋茅場町2-17-13 イノウエ第2ビル 401
Tel:03-5641-8546
*****************
余談。
お昼は人形町の「そよいち」で。
この界隈はサラリーマンのお昼需要がほとんどなので、日曜日には大概の店が閉まっている。
平日のランチタイムは大混雑だけど、ちょっと時間をはずすとがらっと空くので入りやすい。
女性が厨房できびきび働いている気持ちのよい洋食屋さんで、串かつをあつらえる。同行の密田画伯はオムレツ。「インカのめざめ」のコロッケを半分こ。
目の前で豚のロース肉塊が切り分けられる。美しい、みずみずしい肉。カウンタは白木。
甘い玉ねぎと豚の脂、かみしめる赤身肉が重なって解け合っている。だから串かつって好き。
添え物のマカロニサラダは洋食屋さんのマカロニサラダ。具は少なく、マカロニで勝負。大好物。
「インカのめざめ」のコロッケは、割ると黄色い。とうもろこしかかぼちゃのコロッケのよう。ほくほく甘くてすぐ消える。
画伯のオムレツはとろっととろけるけど中からハムの細切り。フレンチのオムレツではなくて、やっぱり洋食のオムレツ。ごはんに合う。
忙しく立ち働くカウンタ内の女性達は、でもちゃんとお客を見ていて、声をかけてくれて、笑顔をくれる。こっちもつられて笑う。
Win-Win、ってこういうことだね、と思う。どっちかががまんして片方の笑顔をつくるのは、続かない。
どっちも気を遣ってどっちも笑えれば、一緒に勝ちだ。
それも込みで、とってもおいしかった。
ごちそうさまでした。
密田恵画伯がグループ展のおしらせをくれたので、いっしょに茅場町まで出かけてきた。
地下鉄茅場町駅3番出口を出てすぐ。
川のほとりに、クラシックなビルが建っている。
薄暗い、むかしの博物館みたいな階段をのぼって…
4Fにある小さな一室。
ここがギャラリー。
ましかく、まっしろ。
天井につけた四角い枠の蛍光灯が、全ての影を消す。
私の影も消す。
誰もいない。
バーチャルな世界に浮いているような感覚のなかで、絵と向き合う。
4人の作家さんの作風はみんなばらばらで、ましかくのキャンバスだけが共通点。
それが静かに4面の壁にたたずんでいる。
絵と一対一で向き合うためにつくられた空間は、なにかリアルな夢のよう。
密田画伯の作品はきれいないろのコラージュ。
私には
「いい気分のヨッパライ女」
に見えたよ。楽しくなる。いい酒だ。
コラージュを直に見るたのしみは、側面から厚みもみられること。写真やスキャンじゃぺったんこになっちゃうから、もったいない。
ぜひ、直に見てね。
Graphic art exhibition vol.18 [新世代グラフィックの新潮流]
2010.07.26(mon)-31(sat)
13:00-19:00(31日16:30まで)
「RECTO VERSO GALLERY」/レクトヴァーゾギャラリー
中央区日本橋茅場町2-17-13 イノウエ第2ビル 401
Tel:03-5641-8546
*****************
余談。
お昼は人形町の「そよいち」で。
この界隈はサラリーマンのお昼需要がほとんどなので、日曜日には大概の店が閉まっている。
平日のランチタイムは大混雑だけど、ちょっと時間をはずすとがらっと空くので入りやすい。
女性が厨房できびきび働いている気持ちのよい洋食屋さんで、串かつをあつらえる。同行の密田画伯はオムレツ。「インカのめざめ」のコロッケを半分こ。
目の前で豚のロース肉塊が切り分けられる。美しい、みずみずしい肉。カウンタは白木。
甘い玉ねぎと豚の脂、かみしめる赤身肉が重なって解け合っている。だから串かつって好き。
添え物のマカロニサラダは洋食屋さんのマカロニサラダ。具は少なく、マカロニで勝負。大好物。
「インカのめざめ」のコロッケは、割ると黄色い。とうもろこしかかぼちゃのコロッケのよう。ほくほく甘くてすぐ消える。
画伯のオムレツはとろっととろけるけど中からハムの細切り。フレンチのオムレツではなくて、やっぱり洋食のオムレツ。ごはんに合う。
忙しく立ち働くカウンタ内の女性達は、でもちゃんとお客を見ていて、声をかけてくれて、笑顔をくれる。こっちもつられて笑う。
Win-Win、ってこういうことだね、と思う。どっちかががまんして片方の笑顔をつくるのは、続かない。
どっちも気を遣ってどっちも笑えれば、一緒に勝ちだ。
それも込みで、とってもおいしかった。
ごちそうさまでした。
by shizumin_exite
| 2010-07-28 09:50
| イベント