2012年 03月 28日
ねずみマドレーヌ(プロトタイプ) |
だがしかし、タヌキになった。
英語が堪能な友人が海外のサイトから通販で買ってくれたねずみのシリコン型。
Mouse Mice Candy Chocolate Cake Cookie Ice Soap Baking Silicone Mould Mold
ねずみや昆虫モチーフの型は、日本にはなかなかない。シリコン型の色が落ち着いた茶色なのも好ましい。(なんで最近日本で流行っているシリコンキッチンツールは、あんな下品なカラーリングなのだ?)
早速試作。マドレーヌのレシピで。
ホットケーキミックスなどのミックス粉が手軽なのだろうが、買いに行く方が面倒なので手持ちのレシピで。(文末に記載)
ほんとはシリコン製の焼き型ってあまり好きでないのだ。金属製の方が火の通りがよく、型に当たった部分がさっくりする。
しかしシリコン型はなにしろ形が自由だ。細かいモチーフは、金属では抜けにくいし型の下準備が面倒だ。
こうした小さな型にきっちり生地を詰めるのには、絞り出し袋が向いている。詰めるのが面倒なようだが、スプーンなどでは作業中にだらだら垂れたりすみにきっちり入れるのが難しい。生クリームのパックについてくるオマケや、ポリ袋で代用でもいいので袋を使ってみてください。
目の色を変えようと思い、白生地に食用色素を混ぜてパラフィン紙のコルネに詰める。こねくり回した生地はおいしく焼けないので、ちょこっとだけね。
ココア生地など、たくさん使いたい生地は小分けで色替えでなく、最初から作った方がいい。
目の部分に赤生地をちょこちょこ絞ったら、白生地を絞り入れる。ふくらむので八分目ぐらいまで。型には何も塗らない。メーカーによってはシリコン型でもオイルスプレーを指示しているものがあるが、特に生地に油脂がそこそこ含まれる場合は不要だろう。
網状の天板にのせて、170℃のオーブンで10分焼成。うちのオーブンはガスで強いので、電子レンジオーブンの場合は180℃で12分ぐらいかなあ。網にのせたのは、下からもよく熱くなるように。
シリコン型は火の通りが悪いので天板より網にのせた方がいいと聞いたからだが、結果結構色づいてしまって目の色がわかりにくい仕上がりに。生地が薄い部分は特に茶色くなったので、ねずみというよりタヌキだ。サイアミーズとも言える。
真ん中が盛り上がる「おへそ」はマドレーヌがおいしく焼けている証拠なのだが、こういう型モノにはいらないな。ちょっと配合を考え直そう。
型離れはさすがにいい。裏から、細工の細かい頭の方に気を付けて「ぺろん」と裏返して取り出す。普通マドレーヌは熱いうちに型出しするが、シリコン型は少し冷めて生地が固まってからの方が割れなくて良さそうだ。
この型、裏返るので洗うのも楽だ。ひっくり返して洗えるからねえ。
こちらはチョコ生地。チョコレートを溶かして混ぜているのでとてもおいしいが、濃度が濃く可塑性が低いのでちょっと型詰め・型出しに難あり。型にもちょこっと生地がついて残る。チョコでなく、ココア生地の方が良さそう。
腹の部分に白生地を入れたが、焼いたらマーブルになっちゃったな。
ああ、おもしろかった。
ゼリー類ならゼラチンだとダレそうなので、寒天の方がしゃきっとしてよさそうだ。
水まんじゅうができぬものか、などと妄想している。こしあんが透けるのも、よかろうもん。
おいしさと細工の再現度を天秤にかけつつ、いろいろ遊ぼう。
*************************
■レシピメモ
・はちみつマドレーヌ:
バタ60g
はちみつ大さじ1
薄力粉80g
BP小さじ1/2
卵2個
グラニュー糖50g
塩ひとつまみ
オレンジ皮すりおろし少々
170℃10分焼成。(ガスオーブン)
・チョコレートマドレーヌ:
バタ50g
チョコレート60g
牛乳大さじ2
薄力粉50g
BP小さじ1/3
卵1個
グラニュー糖50g
170℃10分焼成。
英語が堪能な友人が海外のサイトから通販で買ってくれたねずみのシリコン型。
Mouse Mice Candy Chocolate Cake Cookie Ice Soap Baking Silicone Mould Mold
ねずみや昆虫モチーフの型は、日本にはなかなかない。シリコン型の色が落ち着いた茶色なのも好ましい。(なんで最近日本で流行っているシリコンキッチンツールは、あんな下品なカラーリングなのだ?)
早速試作。マドレーヌのレシピで。
ホットケーキミックスなどのミックス粉が手軽なのだろうが、買いに行く方が面倒なので手持ちのレシピで。(文末に記載)
ほんとはシリコン製の焼き型ってあまり好きでないのだ。金属製の方が火の通りがよく、型に当たった部分がさっくりする。
しかしシリコン型はなにしろ形が自由だ。細かいモチーフは、金属では抜けにくいし型の下準備が面倒だ。
こうした小さな型にきっちり生地を詰めるのには、絞り出し袋が向いている。詰めるのが面倒なようだが、スプーンなどでは作業中にだらだら垂れたりすみにきっちり入れるのが難しい。生クリームのパックについてくるオマケや、ポリ袋で代用でもいいので袋を使ってみてください。
目の色を変えようと思い、白生地に食用色素を混ぜてパラフィン紙のコルネに詰める。こねくり回した生地はおいしく焼けないので、ちょこっとだけね。
ココア生地など、たくさん使いたい生地は小分けで色替えでなく、最初から作った方がいい。
目の部分に赤生地をちょこちょこ絞ったら、白生地を絞り入れる。ふくらむので八分目ぐらいまで。型には何も塗らない。メーカーによってはシリコン型でもオイルスプレーを指示しているものがあるが、特に生地に油脂がそこそこ含まれる場合は不要だろう。
網状の天板にのせて、170℃のオーブンで10分焼成。うちのオーブンはガスで強いので、電子レンジオーブンの場合は180℃で12分ぐらいかなあ。網にのせたのは、下からもよく熱くなるように。
シリコン型は火の通りが悪いので天板より網にのせた方がいいと聞いたからだが、結果結構色づいてしまって目の色がわかりにくい仕上がりに。生地が薄い部分は特に茶色くなったので、ねずみというよりタヌキだ。サイアミーズとも言える。
真ん中が盛り上がる「おへそ」はマドレーヌがおいしく焼けている証拠なのだが、こういう型モノにはいらないな。ちょっと配合を考え直そう。
型離れはさすがにいい。裏から、細工の細かい頭の方に気を付けて「ぺろん」と裏返して取り出す。普通マドレーヌは熱いうちに型出しするが、シリコン型は少し冷めて生地が固まってからの方が割れなくて良さそうだ。
この型、裏返るので洗うのも楽だ。ひっくり返して洗えるからねえ。
こちらはチョコ生地。チョコレートを溶かして混ぜているのでとてもおいしいが、濃度が濃く可塑性が低いのでちょっと型詰め・型出しに難あり。型にもちょこっと生地がついて残る。チョコでなく、ココア生地の方が良さそう。
腹の部分に白生地を入れたが、焼いたらマーブルになっちゃったな。
ああ、おもしろかった。
ゼリー類ならゼラチンだとダレそうなので、寒天の方がしゃきっとしてよさそうだ。
水まんじゅうができぬものか、などと妄想している。こしあんが透けるのも、よかろうもん。
おいしさと細工の再現度を天秤にかけつつ、いろいろ遊ぼう。
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■レシピメモ
・はちみつマドレーヌ:
バタ60g
はちみつ大さじ1
薄力粉80g
BP小さじ1/2
卵2個
グラニュー糖50g
塩ひとつまみ
オレンジ皮すりおろし少々
170℃10分焼成。(ガスオーブン)
・チョコレートマドレーヌ:
バタ50g
チョコレート60g
牛乳大さじ2
薄力粉50g
BP小さじ1/3
卵1個
グラニュー糖50g
170℃10分焼成。
by shizumin_exite
| 2012-03-28 22:23
| 甘いおやつ