2007年 05月 08日
マカロン修行 |
あこがれのお菓子に、「できるかな」
マカロンというお菓子の魅力に、最近気づいた。今まで損をしていたように思う。
さくとしてふかふかして、もっちり終わる。
かなり甘いが、軽い。軽いけどもっちり感もある。天上の食べもの、マナのようだ。
これが家で作れたなら、と思っていた。マカロンのおいしさを知る以前より、作ってみたいもののひとつだった。しかし、ちょっとひも解いても難しそうなので、手を付けかねていた。
この連休にいよいよ取り組んでみたのである。
レシピは、こちらのサイトのもの。
生地は砂糖・卵白・アーモンドパウダーだけのシンプルな配合でできている。
しっかり立てたメレンゲにアーモンドパウダーを混ぜ、少し泡をへらでつぶす。この手順を「マカロナージュ」という。
メレンゲは普通つぶさないように細心の注意をはらうものだが、マカロンの場合はほどよくつぶす必要がある。でないと、ふくらみすぎて割れ、もっちり感も出ない。つぶし加減も難しいところだ。
できた生地を天板にしぼり出しても、すぐには焼かない。しばらく「乾かす」のだ。これもまた、新鮮な手法。
雨降りで湿度が高かったので、自然乾燥ではなくドライヤーを併用した。高温・冷風を交互にかけて10分。あとは、1時間ほど自然乾燥。ヨーロッパの乾燥した空気の中では、10分程度でもいいらしい。外国のお菓子だなあ。日本では、除湿器を使うのもいいかもわからない。
乾かして表面に皮を張らせる。そうして焼くと、上にふくらもうとする生地の膨張力が皮にジャマされて下に向かい、ふちからじゅわじゅわとはみ出してくる。これが、「ピエ」。ピエは、おフランス後で「足」だそうな。「ピエ・ド・コション(豚足)」とかいうなあ、そう言えば。
ピエはオーブンに生地を入れて2分ぐらいでじわじわ出てくる。ピエが出たら一度オーブンを開け、前後を入れ替えてムラがないようにしてやる。あとはうまいこと乾燥焼きするのだ。
温度は150℃で合計10分。2分後、初回の挑戦にしてはうまいことピエが出てきた。見ているのが楽しい。生き物のようだ。3分目で天板の前後を入れ替える。
ところが、ちょいと目を離した隙にあっという間にほんのり焼き色が付いてしまった。
小さなカルメ焼きをたくさんこしらえてしまったような気持ち。
ちょうど焼き上がったときに遊びに来た母に「あら、たこ焼き?」と言われた。ガーン!
確かに明石焼きのようである。
オーブンのフロントガラスが煮染まって飴色になっているので内部の色が確認しづらいのも敗因か。
純白のマカロンを作りたかったのに。やはり、一筋縄ではいかぬ。
ガスオーブンは、マカロンに向いていないと言われている。ガスが燃焼するときに水蒸気が発生するためで、マカロンは乾燥菓子だからだ。
火力も強すぎるのかも知れない。温度を下げるか時間を短縮して、リベンジをはかろう。
これがうまく焼けたら、とても幸せじゃないか。
見た目はカルメ焼きだが、味はいいのだ。さくふかもっちりした不思議な食感の焼き上がり。この生地に、バタークリームやチョコガナッシュをはさむのだ。ああ、なんたるコレステロールとカロリー!(禁句)。
市販のマカロンだと、こんな比較サイトがある。シンプルなレシピだけど、ちょっとしたことで食感や味の個性が出る。深いぞ、マカロン。
レシピブログに参加しています。
マカロンというお菓子の魅力に、最近気づいた。今まで損をしていたように思う。
さくとしてふかふかして、もっちり終わる。
かなり甘いが、軽い。軽いけどもっちり感もある。天上の食べもの、マナのようだ。
これが家で作れたなら、と思っていた。マカロンのおいしさを知る以前より、作ってみたいもののひとつだった。しかし、ちょっとひも解いても難しそうなので、手を付けかねていた。
この連休にいよいよ取り組んでみたのである。
レシピは、こちらのサイトのもの。
生地は砂糖・卵白・アーモンドパウダーだけのシンプルな配合でできている。
しっかり立てたメレンゲにアーモンドパウダーを混ぜ、少し泡をへらでつぶす。この手順を「マカロナージュ」という。
メレンゲは普通つぶさないように細心の注意をはらうものだが、マカロンの場合はほどよくつぶす必要がある。でないと、ふくらみすぎて割れ、もっちり感も出ない。つぶし加減も難しいところだ。
できた生地を天板にしぼり出しても、すぐには焼かない。しばらく「乾かす」のだ。これもまた、新鮮な手法。
雨降りで湿度が高かったので、自然乾燥ではなくドライヤーを併用した。高温・冷風を交互にかけて10分。あとは、1時間ほど自然乾燥。ヨーロッパの乾燥した空気の中では、10分程度でもいいらしい。外国のお菓子だなあ。日本では、除湿器を使うのもいいかもわからない。
乾かして表面に皮を張らせる。そうして焼くと、上にふくらもうとする生地の膨張力が皮にジャマされて下に向かい、ふちからじゅわじゅわとはみ出してくる。これが、「ピエ」。ピエは、おフランス後で「足」だそうな。「ピエ・ド・コション(豚足)」とかいうなあ、そう言えば。
ピエはオーブンに生地を入れて2分ぐらいでじわじわ出てくる。ピエが出たら一度オーブンを開け、前後を入れ替えてムラがないようにしてやる。あとはうまいこと乾燥焼きするのだ。
温度は150℃で合計10分。2分後、初回の挑戦にしてはうまいことピエが出てきた。見ているのが楽しい。生き物のようだ。3分目で天板の前後を入れ替える。
ところが、ちょいと目を離した隙にあっという間にほんのり焼き色が付いてしまった。
小さなカルメ焼きをたくさんこしらえてしまったような気持ち。
ちょうど焼き上がったときに遊びに来た母に「あら、たこ焼き?」と言われた。ガーン!
確かに明石焼きのようである。
オーブンのフロントガラスが煮染まって飴色になっているので内部の色が確認しづらいのも敗因か。
純白のマカロンを作りたかったのに。やはり、一筋縄ではいかぬ。
ガスオーブンは、マカロンに向いていないと言われている。ガスが燃焼するときに水蒸気が発生するためで、マカロンは乾燥菓子だからだ。
火力も強すぎるのかも知れない。温度を下げるか時間を短縮して、リベンジをはかろう。
これがうまく焼けたら、とても幸せじゃないか。
見た目はカルメ焼きだが、味はいいのだ。さくふかもっちりした不思議な食感の焼き上がり。この生地に、バタークリームやチョコガナッシュをはさむのだ。ああ、なんたるコレステロールとカロリー!(禁句)。
市販のマカロンだと、こんな比較サイトがある。シンプルなレシピだけど、ちょっとしたことで食感や味の個性が出る。深いぞ、マカロン。
レシピブログに参加しています。
by shizumin_exite
| 2007-05-08 10:06
| 甘いおやつ