2010年 12月 15日
靴を待つので |
たのしみな冬。
マダムな友人と待ち合わせ、江ノ電にコトコト乗って「こびとのくつや」のkobitokuさん宅をたずねた。
kobitokuさんとは密田画伯つながりのご縁で、十年以上前に今は無き表参道の同潤会アパートのギャラリーで開かれた三人展だった。あの時から、いつか靴を仕立ててもらおうと思っていた。そうこうするうちに私が湘南に越してきた。やっと訪れたタイミングなのだ。
kobitokuさんの工房はご自宅のマンションの一室で、ひと部屋に業務用のミシンや皮のロール、見本の靴がぎゅっと詰め込んである。 使い慣れた機械や道具のツヤにときめく。製作用のミシンは平たい皮を縫うもの、修理用のミシンは点で立体を縫えるもの、と違うんだって。ふむふむ、ほほう。
足のサイズを計ったり、「フットプリント」というカーボンみたいなものを踏んで圧をみたりしての計測。
私の足は指が細くて全体的にも先が細いため、ビルケンのような先の広い靴では先が余るのだそうだ。足の指の太さなんて気にしたことはなかったが、確かにひとと比べるとそうなのかもしれない。
そして、他の指とのバランスで見ると小指が短い。手の方は、「人差し指と親指の付け根の間が長いなあ」と常々思っていた。テナガザルの手。単純に指が長いわけではないので手袋がことごとく合わない。手の形を見れば足の形もわかるらしく、そういわれれば似ているかもなあ。
さらに、足の親指よりひと差し指(第二趾)の方が長い。「ギリシャ型」というのだそうだ。かかとの高い先の細い靴を履くと、真っ先にひと差し指が痛くなる。
わたくしの足
苦労のない足だな…そして扁平足。
おさるな手
自分の足を、単純なサイズだけでなく横のふくらみや指のバランス、踏んだ圧などまで細かく分析するのは初めてなので新鮮。そしてなんかこっ恥ずかしい。底の形だけではなく、踏んだときにむにっとふくらむ横っ腹の部分もアウトラインがとられる。ここがたくさん出る人は、靴のその部分が開く=「笑う」んだそうな。浅い靴だと笑いやすいのか。
サイズ等がわかったので、見本を見せてもらってデザインを選び、皮の色、底の素材などを決める。
先日江ノ島駅近くのギャラリーで訪ねたkobitokuさんの展示会で見て、いいなあと思っていたはきこみの深い靴にした。色は黒に近いチョコレート色。年始に皮の仕入れに行き、サンプルを見せてもらって最終的に決めましょうとのこと。
できあがりは来年の二月末になるそうな。たのしみだ。冬の間、靴を待つ。
今年11月の作品展で惚れた靴。このデザインでお願いした。
赤子靴もあるのだよ
採寸を終えてから、kobitokuさんと暮らしている白猫のゆっきんさんの写真を撮らせてもらう。なんと18歳。しかし美しい。白い猫のピンクの鼻面や耳先は本当に愛らしい。
女優さんのようでなくて?
戸を開けて出て行くゆっきんさん。
アバクロメンズ長袖チェック柄シャツ
マダムな友人と待ち合わせ、江ノ電にコトコト乗って「こびとのくつや」のkobitokuさん宅をたずねた。
kobitokuさんとは密田画伯つながりのご縁で、十年以上前に今は無き表参道の同潤会アパートのギャラリーで開かれた三人展だった。あの時から、いつか靴を仕立ててもらおうと思っていた。そうこうするうちに私が湘南に越してきた。やっと訪れたタイミングなのだ。
kobitokuさんの工房はご自宅のマンションの一室で、ひと部屋に業務用のミシンや皮のロール、見本の靴がぎゅっと詰め込んである。 使い慣れた機械や道具のツヤにときめく。製作用のミシンは平たい皮を縫うもの、修理用のミシンは点で立体を縫えるもの、と違うんだって。ふむふむ、ほほう。
足のサイズを計ったり、「フットプリント」というカーボンみたいなものを踏んで圧をみたりしての計測。
私の足は指が細くて全体的にも先が細いため、ビルケンのような先の広い靴では先が余るのだそうだ。足の指の太さなんて気にしたことはなかったが、確かにひとと比べるとそうなのかもしれない。
そして、他の指とのバランスで見ると小指が短い。手の方は、「人差し指と親指の付け根の間が長いなあ」と常々思っていた。テナガザルの手。単純に指が長いわけではないので手袋がことごとく合わない。手の形を見れば足の形もわかるらしく、そういわれれば似ているかもなあ。
さらに、足の親指よりひと差し指(第二趾)の方が長い。「ギリシャ型」というのだそうだ。かかとの高い先の細い靴を履くと、真っ先にひと差し指が痛くなる。
わたくしの足
苦労のない足だな…そして扁平足。
おさるな手
自分の足を、単純なサイズだけでなく横のふくらみや指のバランス、踏んだ圧などまで細かく分析するのは初めてなので新鮮。そしてなんかこっ恥ずかしい。底の形だけではなく、踏んだときにむにっとふくらむ横っ腹の部分もアウトラインがとられる。ここがたくさん出る人は、靴のその部分が開く=「笑う」んだそうな。浅い靴だと笑いやすいのか。
サイズ等がわかったので、見本を見せてもらってデザインを選び、皮の色、底の素材などを決める。
先日江ノ島駅近くのギャラリーで訪ねたkobitokuさんの展示会で見て、いいなあと思っていたはきこみの深い靴にした。色は黒に近いチョコレート色。年始に皮の仕入れに行き、サンプルを見せてもらって最終的に決めましょうとのこと。
できあがりは来年の二月末になるそうな。たのしみだ。冬の間、靴を待つ。
今年11月の作品展で惚れた靴。このデザインでお願いした。
赤子靴もあるのだよ
採寸を終えてから、kobitokuさんと暮らしている白猫のゆっきんさんの写真を撮らせてもらう。なんと18歳。しかし美しい。白い猫のピンクの鼻面や耳先は本当に愛らしい。
女優さんのようでなくて?
戸を開けて出て行くゆっきんさん。
アバクロメンズ長袖チェック柄シャツ
by shizumin_exite
| 2010-12-15 13:27
| もの