2011年 09月 18日
みんなでつくる花火大会 |
みんなでつくる花火大会
夕方、つくつく歩いて花火を見に行ってきた。歩いて10分ほどの浜で、学生さんが募金を募って開催する「みんなでつくる花火大会」が行われたのだ。
今年は主要な花火大会が皆、中止。不謹慎だ、ということばかりでなく、警備の手が足りないというのが主な理由らしい。そこで、地元の学生さんを中心に有志が起ち上げたプロジェクトがこの花火大会だ。
地元の商店に募金箱を置いて、資金を集めていた。私もひとくち噛みたくて募金していたみらしちる
予算が乏しかったり、各方面から圧力をかけられたりして難航したようだが、どうにかできることになったようだ。規模が大きいと警備が必要になっちゃうので、ちいさな辻堂の浜で、そっと。告知も地味に。
屋台が出ているわけでも照明があるわけでもなく、近所の人が徒歩や自転車で暗い浜に三々五々集まっている。どのへんで上がるのかもわからない。けっこう風が強く、持っていったおやつの魚せんべいが舞いそうだ。
途中のコンビニで買ってきたアメリカンドッグをかじりつつ、同居人はビールを飲みつつ待っていると、ちょっと離れた藤沢寄りの砂浜で火が上がり始めた。
おもちゃ屋さんで買えそうなレベルの小さいシューシューした花火が続くので、「小さいとは聞いていたけどやはりこんなもんかー」とちょっとがっかりムードが漂う。近くにいた少年なぞ、「こんな小さい花火じゃ見る意味ないよ」などとごちはじめる始末。
それでも、10分ほどは続いた花火。実行委員会からもは「3分程度です、あまりり期待しないでね」とのことだったので、10分もやればがんばった方か、と思っていたら…
少しの空白ののち、急にぽーん!と大きく高いのが打ち上がり始めた。おお、花火だ!
でかい花火大会であれば小さい小結みたいな花火だろうけど、さっきまでおもちゃ的なものを見ていたので、がぜんどよめく浜辺。結局20分ほどの花火大会となった。
どーん、ぱーん、と次々に花火が上がり、最後は枝垂れ柳で終了。あちこちから拍手と歓声。
先程の少年も「すごいよ!大興奮!」とキラキラしている。
すげえな、花火。心をゆさぶる。
会場にぱらぱらと見守っていて、帰っていく見物客に「お気をつけて、ありがとうございました」と声をかけているスタッフの学生さんに、あちこちから「ありがとうね」「お疲れさま」との声がかかる。
いい夜だった。みんなの、花火大会だったね。
動画を揚げてくれていた人がいました。↓
■花火動画
by shizumin_exite
| 2011-09-18 22:54
| イベント