2012年 07月 14日
7/13 官邸前抗議行動 (リンク修整&ちょこっと追記) |
今日は国会議事堂正門前、第二ステージにて。
ここんとこ抗議行動ネタばっかりだね、と思ってる?
だってこれが今の私に、いちばん大事なこと。
今回は、前日から警視庁が地下鉄出入り口を規制すること、鉄柵で仕切って車道に歩行者が出られなくすること、などを発表。
先週の抗議行動の時に最終的に車道にわらわら人がこぼれたことを警戒し、また事前予告無しに地下鉄出口を封鎖したことで混乱が起こったので、事前に発表したのだろう。
官邸前に大勢の人が集まっている映像を撮られたくなくて、列を細長ーくし、ブロックも7つに分けてブロック間の行き来もできなくするという。
なんというか、単純に、「コワイから意地悪してやる」というやり方だ。
でもね。いくら列を細くしても、大元の人数は変わらないの。むしろ増えているの。
ほうとうをそうめんにしたって、生地の料が一緒なら、大盛りのそうめんになるよ。
「鉄柵」というアブナイ響きにツイッターがざわざわしたが(3mの高さの!なんて話もあった)、実際にはこんなのだった。↓
もっとジャキーン!とトゲトゲのとか、見上げるような柵を想像していた。コーンに毛が生えたようなものだ。
それでも金属製なので、混雑がひどくなって押しつけられたりぶつかったりしてはアブナイのだけれど。少なくとも私がいた第二ブロックでは、ボランティアスタッフが張ったロープですらちゃんと守っていたよ。
ケモノ扱いされても、人間であること、紳士的であることは守るのが、この戦いだ。
駅も分散した方がよさそうだったので、今回も議事堂前駅ではなく、霞ヶ関駅から。
5:00に到着、改札内のドトールで一休み。このドトールは各席にコンセントがあるので、携帯の充電などができる。オレンジジュースと電気、ごちそうさま。この電気も今のところ原発由来はひとかけもないので、清々しい。
霞ヶ関駅にもコインロッカーはあるが、この時点で満席だった。やはり大荷物は帰り道のターミナル駅などのロッカーに預けておくのが吉。
駅の出口でツイッター仲間のTさんと待ち合わせる。何度も同じ抗議行動に来ているのだけれど、混雑でなかなかお会いすることが出来なかった。今回やっと。
しかしちっとも初めてな気がしないのであった。いいね、こういうの。ネットがきっかけでも、顔が見えるおつきあいはやっぱりうれしい。
もうおひと方が今回ブロック分けされた「第二ステージ」にいる、とのことなのでそこに向かう。官邸前からはだいぶ離れているけれど、マイクがあってスピーチが聴ける位置。
途中、警察車両があちこちに停めてあったり、御用提灯みたいな棒(なんていうんだろうあれは)を掲げた警官がぞろぞろ歩いていたりしてものものしい。
交差点ごとに警官がいて(たいてい若い)「抗議の方ですか?」と尋ねてくる。「第二ステージに行くんです」と言うと、「ご家族がいらっしゃるんですか?」と。いなかったらなんなのだろう。他へ回れ、ってことなのかな、そう命令されているんだろうな。
この辺の署からじゃない警官も多いみたい。先週、友人が早めに帰ろうと警官に駅までの近道を聞いたら、100均で買ったような小さい地図本を開いて四苦八苦していたそうだ。地の利もないところから派遣されている。こんなに紳士的な市民の群れに警官を大量投入して、何を守るの?
ひとりひとりの警察官は若くてたくましく、いい人っぽいのだ。彼らを手足に使っている、やらしい人は出てこない。
ファミリーエリアに到着。子連れやお年寄りなど、大混雑はちょっと…という人のためのエリア。
IWJの中継に、千葉麗子さんが駆り出されていた。近くで見てもきれいな人。そして、ツイッターでもよくわかるが、骨のあるいい女。
目指す第二ステージはここから横断歩道を渡ればいいのだが、なんともうたくさんの警官によって横断歩道が封じられていて渡れない。なんだよう。
大回りしていくことになった。これも意地悪なんだね。負けないよ。
やっと第二ステージに到着。ほんとに国会議事堂の真ん前だ。周囲は森。憲政記念会館など。
緑が多くて気持ちのいいところ。ゆっくり、穏やかなときにきてみたかったよ。
そういえば国会議事堂に来るのなんて小学校の修学旅行以来なんだ。まさか毎週通うようになろうとは。
ここでもうひとりのツイッター仲間、Iさんと合流。TさんもIさんも素敵なマダム。そしてツイッターでぐじぐじ暴れているやんちゃ者に絶妙のあだ名を付けているのだ。いい女のキレのある悪口は最高だな。惚れちまうやろ!
道の脇に寄せてレンタカーのトラックが停めてあると思ったら、新党日本の田中康夫氏。この抗議行動に参加して、ベルギーの「純白の行進」にちなんだ白い風船を配っている。市民の、非暴力のデモ。
早速もらいに行く。氏自身が、せっせと手渡している。
同じ高さで、汗をかいて行動している政治家を、私は信用するよ。
そして、思っていた以上に風船ってうれしい…にこにこしてしまう。早速プラカードにつける。
表「民意 is here」+はるこさん、裏は奈良美智さんのNO NUKES、雨対策にビニールをかぶせ、もんじゅくんのうちわを差せるように輪ゴムで細工した上、ルミライトを吊すクリップをつけた。さらに風船が浮いている。カスタマイズを繰り返しすぎて、どこに行くんだ私のプラカード…
向かいを通る観光のはとバスからも、手を振って応援が。ありがとう!
今回は警官と鉄柵で仕切り、参加者を歩道から出さないようにした。その分、車道はガラガラ。あの時間帯、そもそもそんなに車はたくさん通らない道みたい。自転車でぐるぐる集会してカードを掲げている人もいる。
観光バスでぐるぐる集会する抗議ツアーなんてのも、いいかもね。
6:00を過ぎて、シュプレヒコールの開始。主催スタッフのコールに、「再稼働反対!」と呼応する。
官邸は見えないけれど、列は分断されているけど、心は一緒。大人もこどもも、男も女も、右も左も、他のことはそれぞれだけど、「原発をとめよう。大事なひとを守ろう」という気持ちで一緒になって叫ぶよ。
再稼働反対!
コールの合間に、マイクでスピーチができる。
道を渡って国会議事堂の方から議員さんたちが走ってきた。「国民の生活が第一」の三宅さん、森さんなど。社民党の阿部さん。
共産党の志位さんや社民党の福島さんなど、党首も駆けつける。かぶりつきで見られる。とてもうれしい。
私は気がつけばいつもずいぶん前の方にいるのだが、ぶりぶりがんばってのしているわけではなく、カメラを高く掲げて動画や写真を撮ろうと腕をぷるぷるさせていると、周りの人が「もっと前にどうぞ」と譲ってくれるのだ。おじさん、お兄さん、女の子、おばあちゃま。善意に甘えてじわじわ前ににじっているといつのまにか最前列に。ありがとう、ありがとう。みんなすてき。ここに来ると、人間に絶望せずに済む。
議員さんのスピーチ動画はこちら↓
結構切れてます。そしてコンデジなので限界が。お許しを。
三宅雪子議員スピーチ: http://youtu.be/C7gKU7AsEx8
森ゆうこ議員スピーチ: http://youtu.be/33r1hfH8DEs
阿部知子 議員スピーチ: http://youtu.be/R7QnNc_OOCk
山田正彦元農水大臣スピーチ: http://youtu.be/idTOr7U5yDI
共産党 志位和夫委員長スピーチ: http://youtu.be/uUz20i5nOG0
社民党 福島みずほ党首スピーチ: http://youtu.be/WRa9rRgbYSE
議員さんの他に、手を挙げれば誰でもスピーチできる。
市民のスピーチだ。
会社員のおとうさん。http://youtu.be/cusYlIajiYY
市民運動家。: http://youtu.be/FVd2pNNW0gc
金曜日官邸前反原発抗議行動について(運動団体各位へ):
沖縄から来た16歳。: http://youtu.be/BiCWFG-vk1A
短いけど、と外国人の男性。: http://youtu.be/G0TCrzOB3Rw
福島に実家があるという女性の歌。みんなで合唱。: http://youtu.be/ZtOgDX969ME
シュプレヒコールもだけど、みんなそれぞれに守りたいものがある。傷ついたことがある。それを声に出して共有する。濃密な時間だ。
反骨のフォークシンガー、中川五郎さんの歌とギターも。覚えやすくて胸にしみる。
日が落ちて、コールもいろんな人で交替して、ますます白熱するシュプレヒコール。
「再稼働反対!」「再稼働犯罪!」「原発いらない!」
「いのちが大事!」「こどもを守れ!「大人が守れ!」
主催スタッフの「無関心よくない!」
めんどくさい。なんか難しい。言っちゃいけない雰囲気だし。なんか言われたら反論できないし。
そうやって黙っている、自分の意思を表明しない、斜に構えて、一生懸命な人を揶揄する。
がんばっている家族や友達を無視する。近しい人より、新聞やテレビを信じる。
まだ「様子を見ている」。
「愛」の対義語って、「憎しみ」じゃないんだよ。「無関心」なんだ。
無関心、よくない。全ての人に関係があること。あなたにも、あなたの大事なひとにも。
終わりの方でマイクを渡された若い青年のコールが面白かった。
「安心したい!」「健康第一!」「長生きしたい!」「安全第一!」
シュプレヒコールとしては異色だけど(ちょっと笑い声も起こったけど)、本音だ。
本当だよね。抗議なんてせずに済めばいいんだよ。
やみくもにトンガリたい一部の人と違って、ここに来ている大半の人は、原発がない安全な世界になったら、怒りを叫びたくなんかないんだよ。
安心したい。目をつぶるのではなく、開いている状態で。健康第一。
どうかこの声が、国を動かしますように。
国は、民でできているのだから。
沖縄から来た少年が言ってた。「僕たちは、意思に向かって叫んでるわけじゃないんだ!」
あの建物の中の人たちが、もっとたくさん外に出てきて一緒に話ができますように。
ここんとこ抗議行動ネタばっかりだね、と思ってる?
だってこれが今の私に、いちばん大事なこと。
今回は、前日から警視庁が地下鉄出入り口を規制すること、鉄柵で仕切って車道に歩行者が出られなくすること、などを発表。
先週の抗議行動の時に最終的に車道にわらわら人がこぼれたことを警戒し、また事前予告無しに地下鉄出口を封鎖したことで混乱が起こったので、事前に発表したのだろう。
官邸前に大勢の人が集まっている映像を撮られたくなくて、列を細長ーくし、ブロックも7つに分けてブロック間の行き来もできなくするという。
なんというか、単純に、「コワイから意地悪してやる」というやり方だ。
でもね。いくら列を細くしても、大元の人数は変わらないの。むしろ増えているの。
ほうとうをそうめんにしたって、生地の料が一緒なら、大盛りのそうめんになるよ。
「鉄柵」というアブナイ響きにツイッターがざわざわしたが(3mの高さの!なんて話もあった)、実際にはこんなのだった。↓
もっとジャキーン!とトゲトゲのとか、見上げるような柵を想像していた。コーンに毛が生えたようなものだ。
それでも金属製なので、混雑がひどくなって押しつけられたりぶつかったりしてはアブナイのだけれど。少なくとも私がいた第二ブロックでは、ボランティアスタッフが張ったロープですらちゃんと守っていたよ。
ケモノ扱いされても、人間であること、紳士的であることは守るのが、この戦いだ。
駅も分散した方がよさそうだったので、今回も議事堂前駅ではなく、霞ヶ関駅から。
5:00に到着、改札内のドトールで一休み。このドトールは各席にコンセントがあるので、携帯の充電などができる。オレンジジュースと電気、ごちそうさま。この電気も今のところ原発由来はひとかけもないので、清々しい。
霞ヶ関駅にもコインロッカーはあるが、この時点で満席だった。やはり大荷物は帰り道のターミナル駅などのロッカーに預けておくのが吉。
駅の出口でツイッター仲間のTさんと待ち合わせる。何度も同じ抗議行動に来ているのだけれど、混雑でなかなかお会いすることが出来なかった。今回やっと。
しかしちっとも初めてな気がしないのであった。いいね、こういうの。ネットがきっかけでも、顔が見えるおつきあいはやっぱりうれしい。
もうおひと方が今回ブロック分けされた「第二ステージ」にいる、とのことなのでそこに向かう。官邸前からはだいぶ離れているけれど、マイクがあってスピーチが聴ける位置。
途中、警察車両があちこちに停めてあったり、御用提灯みたいな棒(なんていうんだろうあれは)を掲げた警官がぞろぞろ歩いていたりしてものものしい。
交差点ごとに警官がいて(たいてい若い)「抗議の方ですか?」と尋ねてくる。「第二ステージに行くんです」と言うと、「ご家族がいらっしゃるんですか?」と。いなかったらなんなのだろう。他へ回れ、ってことなのかな、そう命令されているんだろうな。
この辺の署からじゃない警官も多いみたい。先週、友人が早めに帰ろうと警官に駅までの近道を聞いたら、100均で買ったような小さい地図本を開いて四苦八苦していたそうだ。地の利もないところから派遣されている。こんなに紳士的な市民の群れに警官を大量投入して、何を守るの?
ひとりひとりの警察官は若くてたくましく、いい人っぽいのだ。彼らを手足に使っている、やらしい人は出てこない。
ファミリーエリアに到着。子連れやお年寄りなど、大混雑はちょっと…という人のためのエリア。
IWJの中継に、千葉麗子さんが駆り出されていた。近くで見てもきれいな人。そして、ツイッターでもよくわかるが、骨のあるいい女。
目指す第二ステージはここから横断歩道を渡ればいいのだが、なんともうたくさんの警官によって横断歩道が封じられていて渡れない。なんだよう。
大回りしていくことになった。これも意地悪なんだね。負けないよ。
やっと第二ステージに到着。ほんとに国会議事堂の真ん前だ。周囲は森。憲政記念会館など。
緑が多くて気持ちのいいところ。ゆっくり、穏やかなときにきてみたかったよ。
そういえば国会議事堂に来るのなんて小学校の修学旅行以来なんだ。まさか毎週通うようになろうとは。
ここでもうひとりのツイッター仲間、Iさんと合流。TさんもIさんも素敵なマダム。そしてツイッターでぐじぐじ暴れているやんちゃ者に絶妙のあだ名を付けているのだ。いい女のキレのある悪口は最高だな。惚れちまうやろ!
道の脇に寄せてレンタカーのトラックが停めてあると思ったら、新党日本の田中康夫氏。この抗議行動に参加して、ベルギーの「純白の行進」にちなんだ白い風船を配っている。市民の、非暴力のデモ。
早速もらいに行く。氏自身が、せっせと手渡している。
同じ高さで、汗をかいて行動している政治家を、私は信用するよ。
そして、思っていた以上に風船ってうれしい…にこにこしてしまう。早速プラカードにつける。
表「民意 is here」+はるこさん、裏は奈良美智さんのNO NUKES、雨対策にビニールをかぶせ、もんじゅくんのうちわを差せるように輪ゴムで細工した上、ルミライトを吊すクリップをつけた。さらに風船が浮いている。カスタマイズを繰り返しすぎて、どこに行くんだ私のプラカード…
向かいを通る観光のはとバスからも、手を振って応援が。ありがとう!
今回は警官と鉄柵で仕切り、参加者を歩道から出さないようにした。その分、車道はガラガラ。あの時間帯、そもそもそんなに車はたくさん通らない道みたい。自転車でぐるぐる集会してカードを掲げている人もいる。
観光バスでぐるぐる集会する抗議ツアーなんてのも、いいかもね。
6:00を過ぎて、シュプレヒコールの開始。主催スタッフのコールに、「再稼働反対!」と呼応する。
官邸は見えないけれど、列は分断されているけど、心は一緒。大人もこどもも、男も女も、右も左も、他のことはそれぞれだけど、「原発をとめよう。大事なひとを守ろう」という気持ちで一緒になって叫ぶよ。
再稼働反対!
コールの合間に、マイクでスピーチができる。
道を渡って国会議事堂の方から議員さんたちが走ってきた。「国民の生活が第一」の三宅さん、森さんなど。社民党の阿部さん。
共産党の志位さんや社民党の福島さんなど、党首も駆けつける。かぶりつきで見られる。とてもうれしい。
私は気がつけばいつもずいぶん前の方にいるのだが、ぶりぶりがんばってのしているわけではなく、カメラを高く掲げて動画や写真を撮ろうと腕をぷるぷるさせていると、周りの人が「もっと前にどうぞ」と譲ってくれるのだ。おじさん、お兄さん、女の子、おばあちゃま。善意に甘えてじわじわ前ににじっているといつのまにか最前列に。ありがとう、ありがとう。みんなすてき。ここに来ると、人間に絶望せずに済む。
議員さんのスピーチ動画はこちら↓
結構切れてます。そしてコンデジなので限界が。お許しを。
三宅雪子議員スピーチ: http://youtu.be/C7gKU7AsEx8
森ゆうこ議員スピーチ: http://youtu.be/33r1hfH8DEs
阿部知子 議員スピーチ: http://youtu.be/R7QnNc_OOCk
山田正彦元農水大臣スピーチ: http://youtu.be/idTOr7U5yDI
共産党 志位和夫委員長スピーチ: http://youtu.be/uUz20i5nOG0
社民党 福島みずほ党首スピーチ: http://youtu.be/WRa9rRgbYSE
議員さんの他に、手を挙げれば誰でもスピーチできる。
市民のスピーチだ。
会社員のおとうさん。http://youtu.be/cusYlIajiYY
市民運動家。: http://youtu.be/FVd2pNNW0gc
金曜日官邸前反原発抗議行動について(運動団体各位へ):
沖縄から来た16歳。: http://youtu.be/BiCWFG-vk1A
短いけど、と外国人の男性。: http://youtu.be/G0TCrzOB3Rw
福島に実家があるという女性の歌。みんなで合唱。: http://youtu.be/ZtOgDX969ME
シュプレヒコールもだけど、みんなそれぞれに守りたいものがある。傷ついたことがある。それを声に出して共有する。濃密な時間だ。
反骨のフォークシンガー、中川五郎さんの歌とギターも。覚えやすくて胸にしみる。
日が落ちて、コールもいろんな人で交替して、ますます白熱するシュプレヒコール。
「再稼働反対!」「再稼働犯罪!」「原発いらない!」
「いのちが大事!」「こどもを守れ!「大人が守れ!」
主催スタッフの「無関心よくない!」
めんどくさい。なんか難しい。言っちゃいけない雰囲気だし。なんか言われたら反論できないし。
そうやって黙っている、自分の意思を表明しない、斜に構えて、一生懸命な人を揶揄する。
がんばっている家族や友達を無視する。近しい人より、新聞やテレビを信じる。
まだ「様子を見ている」。
「愛」の対義語って、「憎しみ」じゃないんだよ。「無関心」なんだ。
無関心、よくない。全ての人に関係があること。あなたにも、あなたの大事なひとにも。
終わりの方でマイクを渡された若い青年のコールが面白かった。
「安心したい!」「健康第一!」「長生きしたい!」「安全第一!」
シュプレヒコールとしては異色だけど(ちょっと笑い声も起こったけど)、本音だ。
本当だよね。抗議なんてせずに済めばいいんだよ。
やみくもにトンガリたい一部の人と違って、ここに来ている大半の人は、原発がない安全な世界になったら、怒りを叫びたくなんかないんだよ。
安心したい。目をつぶるのではなく、開いている状態で。健康第一。
どうかこの声が、国を動かしますように。
国は、民でできているのだから。
沖縄から来た少年が言ってた。「僕たちは、意思に向かって叫んでるわけじゃないんだ!」
あの建物の中の人たちが、もっとたくさん外に出てきて一緒に話ができますように。
by shizumin_exite
| 2012-07-14 02:56
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